音質のイメージ
臨場感検出増幅調節について;
◆臨場感の増幅は、
ダイナミックサウンドシャキットの最重要機能です。
強力な臨場感にもかかわらず,
音質に自然感がある、これが、
ダイナミックサウンドシャキットの音質の特徴です。
◆ダイナミックサウンドシャキットの低音高音強調は、
音源との距離が遠ざかることで、
聞こえにくくなる成分を検出し、
その成分を増幅します。
元々の信号に臨場感成分を加えて
ダイナミックサウンドシャキットの音質となります。
元々の信号はそのまま再生されます。
元々の再生音に加る臨場感成分は、
低音強調と高音強調のボリューム
によって調節されます。
◆臨場感成分の最大増幅度は、
例えばギターの音色の場合、
2m離れた場所の音質を、
共鳴板に耳を当てて感じる音質、
にまで増幅します。
低音では最大30倍、
高音では最大20倍です。
どれだけ臨場感を出すかは、
パネルの操作ツマミで調節します。
臨場感と臨場感出力の抑制について;
◆シンセサイザで作られた楽曲の場合、
異常に過大な低音
が含まれているケースが多く、
楽曲全体の音のバランスが不自然な
楽曲もあります。
このような楽曲での、
低音強調は、音割れの原因となります。
◆そのため、ダイナミックサウンドシャキットは、
異常に強い低音成分を
正常な範囲内に自動調節する、
二つの機能を持っています。
高速度応答と低速度応答の、
二種類のコンプレッションによって、
抑制機能が持つ音質の違和感を無くし、
自然な質感とします。
◆過大臨場感出力抑制:
二種類のコンプレッションが作用します。
低速度抑制を高速度抑制に優先させ、
自然さを確保します。
過大な臨場感の再生音を
高速度で抑制し高速度で戻す。
過大な臨場感の再生音を
低速度で抑制し低速度で戻す。